ホーム
/
Axi ブログ
/
教育
/
暗号資産
/ビットコイン価格予想 2026〜2050年:2030年・2040年・2050年の将来価格は?

暗号資産1分ほどで読めます

ビットコイン価格予想 2026〜2050年:2030年・2040年・2050年の将来価格は?

最終更新日

Bitcoin (BTC) Price Predictions
Bitcoin (BTC) Price Predictions

要点まとめ

  • 2026年の予想: 本記事で整理した主要予測レンジは8万~25万ドルです。ただし、個別の予測やモデルでは、この範囲を大きく外れる数値も示されています。
  • 2027年の見通し: 主要予測レンジは17万~33万ドルで、個別の予測は約5万6,000ドルから100万ドルまで大きく分かれています。
  • 2030年の見通し: 主要予測レンジは50万~150万ドルです。強気シナリオでは、2028年の半減期と機関投資家によるビットコイン採用の拡大が主な前提となっています。
  • 2040年以降の長期予想: 2040年の主要予測レンジは約100万~1,350万ドルです。機関投資家の参加や準備資産としての採用がどこまで進むかで見方が分かれ、長期になるほど不確実性も高まります。
  • 主な材料とリスク: 2,100万枚の供給上限、半減期による新規供給の減少、ETFを通じた機関需要が主な変数です。一方、規制やマクロ経済の不確実性は採用ペースや価格に影響する可能性があります。
  • Axiでビットコインを取引する: CFDや無期限先物で価格変動を取引するほか、原資産を直接購入・保有することもできます。価格チャートや商品情報はAxiのビットコイン取引ページでご確認ください。

ビットコインは今後どうなるのでしょうか。2026年から2050年までの価格予想を、2030年・2040年・2050年の将来価格を含めて比較し、長期的な値動きに影響する要因を整理します。

ビットコインは誕生から20年に満たない比較的新しい資産です。数百年の価格データがある伝統資産と比べて歴史が短く、ボラティリティも高いうえ、市場構造や関連技術も変化し続けています。そのため、長期の価格予測には大きな不確実性があります。本記事は市場関係者の見解、アナリストのモデル、公開リサーチを整理したもので、投資助言ではありません。

データ基準: 過去価格と一部のアルゴリズム予測には2026年8月時点のデータが含まれます。数値はリアルタイム更新ではなく、各予測は公表時点の市場環境と前提条件に基づきます。下記の主要予測レンジは、全予測の最低値・最高値や将来価格の保証範囲を示すものではありません。

ビットコイン価格予測をすぐに見る

目次

ビットコインの基本情報

ビットコインのブロックチェーンは、本質的にすべての取引を記録する公開かつ分散型のデジタル台帳です。単一の主体によって管理されるのではなく、ノードと呼ばれる世界中のコンピューターのネットワークによって維持され、システムの安全性を保っています。

取引はブロックにまとめられます。各ブロックには限られた数の記録と、前のブロックにリンクする固有の暗号コードが含まれており、連続したデータのチェーンを形成します。新しいブロックをチェーンに追加するために、マイナーは専用ハードウェアを使って複雑な暗号パズルを解く競争を行います。最初に解を見つけた者が新しいブロックを追加する権利を得て、新たに生成されたビットコインと取引手数料を報酬として受け取ります。

希少性と半減期

ビットコインの最大供給量は2,100万枚に固定されており、これは絶対的な希少性を生み出す基本的な設計要素です。この上限は中央銀行や政府、開発者によって変更されることはなく、そのためBTCは長期的な価値の保存手段として金と比較されることが増えています。

ビットコインの希少性は半減期サイクルと呼ばれる仕組みによってさらに強化されています。約21万ブロックごと、つまりおよそ4年ごとに、新しいブロックを追加することでマイナーに支払われる報酬は半減します。これらの計画的な減少により、新たに生成され流通に入るビットコインの供給ペースが抑えられます。

2009年の誕生以来、ブロック報酬は段階的に減少してきました。最初は1ブロックあたり50BTCでしたが、その後25BTC、12.5BTC、さらに6.25BTCへと減少しました。直近の半減期は2024年4月に発生し、現在の報酬は1ブロックあたり3.125BTCとなっています。

重要なのは、ブロック報酬が新たなビットコインが流通に入る唯一の手段であるという点です。

中央銀行が任意に通貨供給量を増やすことができる法定通貨とは異なり、ビットコインの供給スケジュールはコードによって厳格に定められています。

今後のビットコイン半減期

Bitcoin Halving Dates: When Is the Next BTC Halving? |CoinCodex

オンチェーン指標

ビットコインのブロックチェーンは公開されているため、誰でも取引履歴にアクセスし分析することができます。これにより、公開されているブロックチェーンデータを活用してネットワーク活動やユーザー行動を理解する「オンチェーン分析」が発展しました。

この分析により、ビットコインがどのように使用され、保管され、移転されているかについての洞察が得られます。アナリストは、取引量、新規およびアクティブアドレス数、取引所への流入・流出、ハッシュレート、マイナーの活動などの指標を追跡することができます。これらのシグナルを組み合わせることで、研究者は市場センチメントの変化や、価格動向に影響を与える可能性のあるネットワーク全体のダイナミクスの変化を示すトレンドを特定することができます。

ビットコイン価格に影響する要因

BTCは非常にボラティリティが高く投機的であることで知られていますが、その価格変動はランダムではありません。供給と需要の相互作用の結果であり、経済的、技術的、心理的要因の組み合わせによって影響を受けます。主な要因は以下の通りです:

  1. 希少性と半減期サイクル:ビットコインの固定供給は長期的な成長を支える主要な要因です。約4年ごとに半減期サイクルによって新規供給の増加ペースが減少します。歴史的に、これらのイベントは大きな市場サイクルと一致してきました。

     
  2. 採用と機関投資:価値保存手段や決済手段としてのビットコインの採用は、その価格に大きな影響を与える可能性があります。ETFなどの大規模な機関投資家や投資商品が市場に参入すると、流動性が高まり、ビットコインは認知された資産クラスとしての地位を強化します。

     
  3. 市場センチメントと心理:変化の速い暗号資産市場では、センチメントやストーリーはファンダメンタルズと同様に価格を動かす力を持ちます。ポジティブなニュースは買いの勢いを生み、ネガティブな報道は急速な売りにつながることがあります。

     
  4. 規制と政策:規制の動向はビットコインの価格に大きな影響を与えます。不確実性や突然の政策変更はしばしばボラティリティを高める一方で、明確な枠組みは機関投資家の参加や市場のさらなる普及を促す可能性があります。

     
  5. 技術的発展:スケーリングソリューションやネットワークアップグレードなど、ビットコインのインフラ改善は、時間の経過とともにその価値認識や実用性に影響を与える可能性があります。

     
  6. マクロ経済環境:一部の投資家は、ビットコインをインフレや経済的不安定に対するヘッジとして捉えるようになっています。通貨の価値下落、高インフレ、地政学的緊張の時期には、BTCのような代替的な価値保存手段への関心が高まることがあります。

ビットコインの過去の価格推移

BTC/USD 過去の価格推移

2009年以降の年間最安値・最高値・平均価格

年最安値(USD)最高値(USD)平均価格*(USD)
20090.000.000990.00099
20100.010.390.06
20110.29325.27
20124167.38
2013131,163198
2014310936525
2015172465272
2016351981567
201778419,8924,128
20183,21718,3437,558
20193,40113,0177,343
20203,85029,09611,641
202129,79668,78943,958
202215,50047,83532,663
202316,50044,75025,787
202438,520108,30093,430
202578,128124,414101,615
2026年
(8月時点)
57,77197,93977,855
2009~2026年のビットコイン年間価格。2026年は8月時点の年初来データです。

*平均価格は、集計期間の日次終値の合計をその期間の日数で割って算出しています。2026年の数値は年間確定値ではありません。

過去サイクルの高値と安値

高値の年高値(USD)安値の年安値(USD)高値からの下落率
20131,1632015160-86%
201720,00020183,200-84%
202169,000202215,500-77%
2025124,4142026年
(進行中)
57,771-54%
ビットコインの各サイクルにおける高値、その後の安値、高値からの下落率。進行中のサイクルは2026年8月時点です。

ビットコインは大きな上昇と急激な下落を繰り返してきました。過去の強気相場の後には、直前の高値から70~85%前後の調整が起きた例もあります。上表ではサイクルを重ねるごとに下落率が小さくなっていますが、進行中のサイクルの最終的な下落幅はまだ確定していません。

初期市場:2009~2012年

2009年、ビットコインの最初の報告された為替レートは1セントの10分の1未満でした。2011年には初期採用の進展に伴い、1ドルという節目に到達しました。2012年11月の最初の半減期の後、価格は1年以内に11ドルから1,100ドル超へと急騰しました。この歴史的な上昇の後には急激な調整が続き、2015年初頭までに価格は約160ドルまで86%下落しました。

2016~2018年の強気相場と調整

2回目の半減期は2016年7月に実施され、次の強気相場の土台となりました。ビットコインは約600ドルから2017年12月には約20,000ドル近くまで上昇し、3,000%を超える驚異的な伸びを記録しました。しかし2018年末には3,200ドルまで下落し、84%の調整となって次の「暗号資産の冬」の始まりを示しました。

2020~2022年:最高値更新と急落

3回目の半減期は2020年5月に実施され、ビットコインは9,000ドル未満から2021年11月には約69,000ドルという過去最高値に到達し、約650%の上昇となりました。ピーク時には時価総額が一時的に1.25兆ドルを超えました。その後急落し、2022年11月までに価格は約15,000ドルまで77%下落しました。

2023~2026年:第4サイクル

ビットコインは2023年1月から回復基調に入りました。2024年4月20日の第4回半減期には約64,500ドルで取引されていました。本記事で使用している価格データでは、2025年の高値は約124,414ドルです。機関投資家によるETF需要や規制環境の変化が背景要因として挙げられました。2026年初頭には6万ドル台半ばまで調整し、時価総額は約1.3~1.4兆ドルの水準でした。

ボラティリティと市場の変化

ビットコインの高いボラティリティは、伝統資産と比べる際によく取り上げられる特徴です。新興資産の市場では、成長への期待と大きな不確実性の両方が価格に反映されます。

過去の「暗号資産の冬」では、脆弱なプロジェクトや持続困難なビジネスモデルが市場から退出した例もあります。ドットコムバブル崩壊後にAmazonやeBayなどが生き残り成長した事例と比較されることもありますが、弱気相場を乗り切ったこと自体が次の強気相場での成功を保証するわけではありません。

2026年のビットコイン市場

本記事で参照した2026年のデータでは、ビットコインの供給と市場構造は強弱が混在しています。中央集権型取引所の保有量は2018年以来の低水準にあり、個人・機関双方による蓄積やセルフカストディへの移行を示唆します。一方、オンチェーンデータでは、2024年以降に一部の長期保有者や大口投資家が利益確定やポートフォリオ調整を行った動きも見られます。長期保有者が多くのBTCを保有すると、市場にすぐ出回る供給が限られ、現物、無期限先物、レバレッジ商品などの価格形成に影響する可能性があります。

ETFを通じた機関資金フロー

2024年初頭に米国で現物ビットコインETFが登場したことは、市場構造の大きな転換点となりました。投資家はウォレットを直接管理したりビットコインを自己保管したりせず、ETFを通じて価格変動へのエクスポージャーを得られるようになりました。ETF需要は現物市場の買い圧力に影響しますが、資金フローはマクロ環境や価格動向によって変化します。

本記事で参照した集計では、現物ビットコインETFへの累積純流入額はローンチ以降500億ドルを超え、その大半は2024年と2025年に集中しました。2025年の流入額は約140億~150億ドルとされ、米国で暗号資産関連の立法・規制議論が進んだ7月には需要が特に強まりました。2026年はリスク資産への投資姿勢が変化する中、流入と流出の両方が見られています。ETFの保有量と資金フローは、価格や流動性を見る上で重要な変数です。

米国現物ビットコインETFの取引量チャート
The Block:現物ビットコインETFの取引量

上のチャートはETFの取引量を示しています。取引量とファンドへの純資金流入額は別の指標です。

米国の暗号資産規制の変化

米国のデジタル資産政策は、ステーブルコインの監督、政府保有暗号資産の管理、市場規制の枠組みなどを中心に変化してきました。こうした変化は機関投資家の参加方法や市場期待に影響し得ますが、個別政策がビットコイン価格に与える影響を断定することはできません。

主な政策変更と関連する動きは以下の通りです。

  • GENIUS法: 2025年7月18日に成立した決済用ステーブルコインの規制法です。準備資産や発行者の監督に関する枠組みを整備しました。 成立に関する発表
  • 戦略的ビットコイン準備金: 2025年3月6日の大統領令は、適法に没収が確定した政府保有BTCなどを活用する準備金制度の設立を指示しました。大統領令そのものが保有量を20万BTCに確定したわけではありません。 関連する大統領令
  • 連邦機関間の政策調整: 2025年1月の大統領令は、AI・暗号資産担当特別顧問が議長を務めるデジタル資産市場ワーキンググループを設置し、規制枠組みの見直しを進めるよう指示しました。 ワーキンググループに関する大統領令
  • SECの執行方針の変化: SECは2025年2月、Coinbaseに対する民事執行訴訟の取り下げを発表しました。同時に、この決定は請求内容の妥当性に関する判断や他の訴訟への立場を示すものではないと説明しています。 SECの発表

デジタル資産市場のルール整備を目的とするCLARITY法案など、市場構造をめぐる議論も重要な変数です。本記事は法案の進捗をリアルタイムで追跡するものではありません。規制の実際の影響を見る際は、政策発表、法制化、細則の施行を分けて考える必要があります。

ビットコイン関連株の値動きとリスク

Coinbase、Strategy、主要マイニング企業などのビットコイン関連株はBTCと連動しつつ、より大きく動くことがあります。ビットコインが強く上昇し、ETF需要とリスク選好が重なる局面では、関連株の上昇率がBTCを上回ることもあります。一方、BTCが下落する局面では調整幅が大きくなる可能性もあります。そのため、ビットコイン関連株が常にBTCをアウトパフォームするとは限りません。

危機後の回復と市場の変化

2022年のFTXやTerraなどの崩壊は、市場全体のデレバレッジを引き起こしました。その後の回復過程では、規制整備、機関投資家の参加、新商品の拡大が大きな役割を果たしました。関連事件に対する法的措置や事業構造の変化も信頼回復の背景として挙げられます。ただし、こうした変化がカウンターパーティリスクをなくしたり、流動性を保証したりするものではありません。

マクロ環境とポートフォリオへの組み入れ

ビットコインは時価総額で世界の主要資産と比較される規模に成長しました。一部の投資家は、インフレ、通貨制度の変化、地政学的な不安への対応手段としてビットコインを検討しています。この見方は長期保有の根拠として使われることがありますが、あらゆる市場環境でヘッジとして機能することを意味しません。高いボラティリティは短期取引の機会と損失リスクの両方を生みます。

時価総額で見た世界の主要資産の比較
CompaniesMarketCap:時価総額別の資産ランキング

チャートは作成時点の比較データです。順位や時価総額はその後変動する可能性があります。

ビットコイン価格予想 2026~2050年

以下の表では、銀行、資産運用会社、暗号資産メディア、アルゴリズムモデル、市場関係者が公表した予測を比較しています。金額はすべて米ドル(USD)です。括弧内に別の年が記載されている場合、その年が実際の目標時点です。列見出しの年に対する予測として読み替えないでください。

日本円で見る場合: ビットコインの2030年・2040年・2050年の日本円換算額は、その時点のドル円相場によって大きく変わります。更新負荷と誤解を避けるため、本記事では長期予測をUSDで統一しています。

出典2026年2027年2030年2040年2050年
Bitwise / マット・ホーガン—約240,000約500,0001,300,000(2035年)—
CoinCodex
(アルゴリズム、2026年8月)
63,800~87,40056,000~88,000約252,000約1,190,000約1,310,000
VanEck————2,900,000(ベース)
130,000(弱気)、53,400,000(強気)
Coinpedia100,000~180,000(平均150,000)170,000~330,000(平均250,000)380,000~900,000(平均750,000)5,800,000~13,500,000(平均9,600,000)162,000,000~378,000,000(平均270,000,000)
Cryptonews75,000~225,000(中心レンジ110,000~150,000)—1,230,000——
Fundstrat / トム・リー200,000~250,000—3,000,000——
ロバート・キヨサキ250,000—1,000,000——
アダム・バック—500,000~1,000,000—数百万ドル—
Standard Chartered100,000—500,000(2030年)——
PlanB / S2Fモデル200,000~600,000—2,500,000~10,000,00025,000,000~100,000,000250,000,000~1,000,000,000
Bitcoin レインボーチャート300,000~500,000(平均400,000)—1,000,000~5,000,000(平均3,000,000)——
マイク・マクグローン / Bloomberg10,000~65,000————
ARK Invest / キャシー・ウッド——300,000~1,500,000(ベース約710,000)——
ティム・ドレイパー250,000————
マイケル・セイラー————13,000,000(2045年までに)
Traders Union
(2026年8月)
—約118,000約186,000約339,000—
Polymarket
(市場参加者の予測)
80,000(有力予測)————
Fidelity採用拡大に注目
目標価格なし
————
Pantera Capital——約740,000(2029年)——
主要予測レンジ†80,000~250,000170,000~330,000500,000~1,500,0001,000,000~13,500,0001,300,000~13,000,000
出典別のビットコイン価格予想。特記がない金額はUSDで、予測の公表時点や前提条件は出典によって異なります。

—:本表では該当年の個別予測値が確認できないもの。すべての数値は外部予測またはモデルによる推定であり、投資助言や将来価格の保証ではありません。

†主要予測レンジは、外部予測を整理した編集上の参考レンジです。全予測の最低値・最高値、統計的に算出した市場全体のコンセンサス、または損失可能性の上限を意味しません。年間の価格レンジと年末目標価格も区別してご覧ください。

Bitwiseの2035年目標価格は2025年8月25日公表の資料、Standard Charteredの2026年目標価格は2026年2月12日に報じられた修正予測を反映しています。

予測の選定・読み方

上の表は、銀行、資産運用会社、調査会社、暗号資産メディア、モデル、市場関係者の予測を集め、2026~2050年の主要なシナリオを比較するためのものです。Axiが独自に算出した確定的な価格目標ではありません。

どの予測を参考にしているか

前提条件と対象時期が明確で、根拠を確認できるリサーチを優先しています。VanEck、Standard Chartered、ARK Invest、Bitwise、Fidelityのリサーチ、CoinCodexのようなデータベース型プラットフォーム、CoinpediaやCryptonewsなどの暗号資産メディアが含まれます。

投資家心理やプロモーション色の強い予測も、市場にどの程度幅広い見方があるかを示すために掲載しています。ただし、機関リサーチや長期的に参照されてきたモデルと同じ重みで扱うものではありません。

公表時点と古い予測

すべての予測には、公表時点と当時の市場環境があります。2024年のビットコイン半減期以前に出されたものや、その後のETF資金フローの変化を反映していないものなど、前提が大きく変わった予測は主要レンジから外すか、過去の見解として区別して読む必要があります。本記事に掲載している数値が各出典のリアルタイムの最新予測を意味するわけではありません。

強気・ベース・弱気シナリオの意味

本記事の強気・ベース・弱気という区分は、外部予測を基に整理した編集上のシナリオです。主要レンジの中間をベースケース、採用・マクロ環境・規制が好転した場合の上側を強気ケース、条件が悪化した場合の下側を弱気ケースとして考えることができます。各結果の発生確率を計算したものではありません。

数百万ドル規模の極端な強気予測や、大幅な下落予測も必要に応じて紹介しますが、1つの極端な予測だけで主要レンジを決めているわけではありません。実際の価格が弱気レンジを下回る可能性もあります。

予測を見る際の注意点

すべての数値は推定値です。ビットコインは過去のサイクルで70~85%前後の大幅下落を経験しており、今後の値動きもモデルやアナリストの見通しと大きく異なる可能性があります。この説明は外部予測の読み方と比較方法を示すものであり、投資助言や将来のパフォーマンスを約束するものではありません。判断にあたっては、ご自身の目的とリスク許容度を考慮し、独自に調査してください。

2025年のビットコイン予想と実際の結果

2025年を前に、主要な予測ではビットコインが15万~25万ドルに到達する可能性が広く示されていました。BitwiseとStandard Charteredは20万ドル、VanEckは18万ドルを提示しましたが、これらの目標には届きませんでした。本記事で使用している価格データでは、2025年10月の高値は約124,414ドルで、多くの強気予測を下回りました。

Fundstratのトム・リーによる15万~25万ドル、ロバート・キヨサキ、アーサー・ヘイズ、ティム・ドレイパーによる25万ドルの予測も実現しませんでした。アダム・バックの50万~100万ドル、PlanBのS2Fモデルによる25万~100万ドルは、実際の高値との差がさらに大きくなりました。一方、Coinpediaの平均予測12万ドルとCryptonewsの11万5,000ドルは、価格水準だけを見れば比較的近い数値でした。ただし、年間平均価格、年末目標価格、年中高値は異なる指標であり、同じ基準の予測精度として比較することはできません。

当時の予測と実際の結果の差については、マクロ経済の逆風、地政学的要因、予想より早く鈍化したETF資金流入などが要因として挙げられます。十分な調査に基づく予測であっても、実際の市場結果とは大きく乖離し得ることを示す例です。

ビットコイン価格予想 2026年

2026年のビットコイン予想は幅広いものの、本記事で紹介する強気予測の多くは、機関投資家の採用、ETF資金フロー、2024年の半減期を主な根拠としています。一部のアナリストは、ビットコイン市場が成熟するにつれて従来の4年サイクルから外れ、マクロ経済や資本市場の影響をより強く受ける可能性も指摘しています。

Standard Charteredは2026年2月12日の見通しで、年末目標価格を従来の15万ドルから10万ドルへ引き下げました。ETFからの資金流出やマクロ経済の逆風を理由とした修正です。Fundstratのトム・リーはより強気で20万~25万ドルを予測していますが、年初のボラティリティには注意が必要との見方を示しています。

モデルベースや複数予測を集計した見通しは比較的慎重です。Coinpediaは半減期後の拡大と機関投資家の蓄積を背景に10万~18万ドル、平均約15万ドルを予測しています。アルゴリズムモデルを用いるCoinCodexは63,756~87,417ドルを予測。Cryptonewsは7万5,000~22万5,000ドルという広い専門家レンジを紹介し、中心レンジを11万~15万ドルとしています。本記事で参照したPolymarketのデータでは8万ドルが有力な水準とされる一方、4万5,000~5万5,000ドルへの下落リスクも織り込まれています。予測市場の数値は、質問条件や観測時点によって変化します。

ティム・ドレイパーは通貨価値の希薄化と採用拡大を理由に25万ドルを予測しています。ロバート・キヨサキもビットコインを金融システムのリスクに備える資産と位置づけ、同水準を示しています。長期センチメントと対数成長トレンドを反映するBitcoinレインボーチャートは、さらに高い30万~50万ドルのレンジを示します。

弱気シナリオでは、Bloomberg Intelligenceのマイク・マクグローンが、深刻なマクロ経済悪化が起きた場合に1万ドル付近まで下落する可能性を警告しています。流動性が引き締まるケースでは、5万~6万5,000ドルをより現実的な下値支持帯として挙げています。

ビットコイン レインボーチャートの長期価格レンジ
Blockchaincenter:Bitcoinレインボーチャート

出典

ビットコイン価格予想 2027年

2027年のビットコイン予想には、半減期後の拡大局面が続く可能性を見込む見方が含まれています。ただし、マクロ経済環境、機関投資家による採用、市場の成熟度に関する前提によって予測価格は大きく異なります。

本記事の主要予測レンジは17万~33万ドルです。Coinpediaはサイクルの勢いと機関参加の拡大を背景に平均約25万ドルを予測しています。Bitwiseの長期モデルを基にした経路では2027年に約24万ドルという水準が示されますが、これは独立した確定的な年末目標価格ではなく、長期前提を基にした推計です。個人投資家向けの集計サイトTraders Unionは、より慎重に年末約11万8,000ドルを予測しています。

CoinCodexのアルゴリズム予測は56,375~88,381ドルとさらに慎重です。過去の上昇後に価格が横ばいとなるケースや、より中立的な市場環境で成長が鈍化する可能性を反映しています。

より強気な予測はマクロ環境と供給制約を重視します。アダム・バックの50万~100万ドルという見通しは、強い供給制約と世界的な需要増加を前提としています。ただし、「現在のサイクル」を対象とした予測を2027~2028年の時期と関連付けて紹介したものであり、2027年末の確定目標価格とは区別して読む必要があります。

まとめると、個別予測は約5万6,000ドルから100万ドルまで大きく分かれています。主要な参考レンジは17万~33万ドルですが、これを市場全体の統計的なコンセンサスと見ることはできません。機関参加、マクロ流動性、固定供給の影響は共通テーマであり、次の市場サイクルをどう解釈するかが予測差につながっています。

出典

ビットコイン価格予想 2030年

2030年は、2028年の半減期後のサイクルにあたります。予測は数十万ドルから数百万ドルまで幅広く、ビットコインが投機的資産を超えてグローバル金融でより確立された役割を持つ可能性を前提とした見方が多く見られます。

Coinpediaは採用拡大とブロックチェーン決済インフラの成長を背景に38万~90万ドル、平均約75万ドルを予測しています。Pantera Capitalの目標は2030年ではなく2029年の74万ドルで、半減期サイクルと機関需要を主な根拠としています。Standard Charteredの2030年目標価格は50万ドルです。

ARK Investのリサーチでは、2030年のベースケースを約71万ドル、弱気ケースを約30万ドル、強気ケースを約150万ドルとしています。機関投資家のポートフォリオ、企業財務での保有、国家に依存しない価値保存手段としてビットコインがどこまで利用されるかが主要な前提です。

より慎重なモデルベース予測は100万ドルを大きく下回ります。Traders Unionは2030年末に約18万6,000ドル、CoinCodexは同時点に約25万2,000ドルを予測しています。マクロ環境がそれほど支援的でない場合や、採用がより緩やかに進むケースを反映した経路です。

極端な強気予測にあたるPlanBの改訂S2Fモデルは、2030年に250万~1,000万ドルを示しています。2028年の半減期による希少性が大幅な価格上昇につながるという前提ですが、モデルの仮定や過去データへの適合性については議論があります。

表に掲載した2030年の予測は約18万6,000ドルから1,000万ドルまで差があります。本記事で整理した主要レンジは50万~150万ドルで、多くの強気予測は数十万ドル後半から100万ドル台の価格を想定しています。

ビットコイン価格とストック・トゥ・フロー(S2F)モデル
LookIntoBitcoin:ビットコインS2Fモデル

出典

ビットコイン価格予想 2040年

2040年頃には複数回の半減期を経て、新規に発行されるビットコインの量は大きく減り、最大供給量の大半が発行済みの状態に近づきます。この時期のビットコイン価格予想は、供給の希少性、長期的な採用、グローバルな準備資産としての潜在的な役割をより重視しています。

CoinCodexは、複数の半減期サイクルにわたる成長を前提に約119万ドルを予測しています。指数関数的な拡大ではなく、採用が続きながら徐々に成熟していく経路を想定したものです。

Coinpediaは、ビットコインがグローバル金融で一定の役割を維持し、長期採用の恩恵を受けるという前提で約580万~1,350万ドル、平均約960万ドルを予測しています。一方、Traders Unionは2040年末を約33万9,000ドルとし、かなり慎重な見通しです。

アダム・バックなど一部の業界関係者の長期見通しには、採用や準備資産需要が拡大すれば、2030年代後半から数百万ドル規模の評価に達する可能性があるというシナリオも含まれています。こうした長期的な発言は、特定年の年末目標価格とは区別する必要があります。

本記事で整理した2040年の主要予測レンジは100万~1,350万ドルです。一方、表にはそれより低いTraders Unionの約33万9,000ドル、さらに高いPlanBの2,500万~1億ドルも掲載しています。そのため、主要レンジを全予測の最低値・最高値として解釈しないでください。

2040年のビットコイン価格を日本円で見る場合、実際の円換算額は2040年時点のドル円相場に大きく左右されます。そのため、本記事では将来の為替レートを仮定せず、USDで比較しています。

出典

ビットコイン価格予想 2050年

2050年のビットコイン予想は、世界の金融システムにおける長期的な役割への不確実性を反映して大きく分かれています。中心となる問いは、ビットコインが代替資産にとどまるのか、それとも通貨・準備資産の仕組みにおける主要な構成要素へ発展するのかという点です。

VanEckは、ビットコインが世界貿易の5~10%の決済に使われ、中央銀行の資産の2.5%を占めるという前提で、ベースケース約290万ドルを予測しています。これは年平均約15%の複利成長率に相当する経路です。同じモデルの弱気ケースは13万ドル、強気ケースは5,340万ドルで、大きな幅があります。

マイケル・セイラーは、ビットコインが金など従来の価値保存手段の一部を置き換え、主要なグローバル準備資産になるという見方を前提に、2045年までに1,300万ドルを予測しています。これは2050年の目標価格ではなく、2040年代半ばを対象とした見通しです。

Coinpediaは約1億6,200万~3億7,800万ドル、平均約2億7,000万ドルという極端なレンジを示しています。ビットコインが世界で支配的な金融資産となり、市場が十分に成熟するまで成長が続くという前提で、主流の機関予測を大きく上回ります。

本記事の2050年主要予測レンジは約130万~1,300万ドルで、CoinCodexのモデル予測は約131万ドルです。ただし、これはすべてのシナリオを含むレンジではありません。表にはVanEckの弱気ケース13万ドルからPlanBの極端な上限10億ドルまで掲載されています。実際の結果は採用度や市場環境に左右され、長期的な強気前提が実現しない可能性も考慮する必要があります。

出典

まとめ

ビットコインの長期価格は、金融市場でも見方が大きく分かれるテーマです。本記事で紹介した予測もその幅を示しています。多くの強気予測は長期的な価格上昇を見込んでいますが、目標価格や前提条件はそれぞれ異なり、弱気シナリオも存在します。

長期的な強気見通しでは、固定された供給上限、予測可能な新規発行、機関投資家の参加拡大が主な根拠とされています。過去のサイクルでは市場参加が広がり、下落率が小さくなった例もありますが、このパターンが今後も続くと断定することはできません。

ボラティリティ、地政学的ショック、規制の不確実性は引き続き重要なリスクです。特定の目標価格だけを見るのではなく、その数値がどのような前提から導かれているのか、前提が変わった場合に結果がどう変わり得るのかもあわせて確認することが重要です。

ビットコインを取引 ビットコインを購入・保有

予測や過去の実績は、将来の結果を示す信頼できる指標ではありません。  

画像はイメージです。データは第三者プロバイダーから入手したものです。  

本情報は教育目的のみのものであり、金融商品の助言や投資の推奨を意図したものではありません。いかなる証券、金融商品または金融手段の売買の推奨・提案・勧誘、または特定の取引戦略への参加を勧めるものでもありません。本資料は、お客様の目的、財務状況およびニーズを考慮せずに作成されています。Axiは、本資料の内容の正確性および完全性についていかなる表明も行わず、これに関する責任を負いません。必要に応じて、独立した専門家の助言を求めてください。

FAQ

多くのアナリストは、ビットコインの長期的な軌道は大きく上昇すると見ています。2030年までには、主流の機関投資家のコンセンサスは50万ドルから150万ドルの範囲にあり、これは2028年の半減期、ETFの採用拡大、そしてビットコインがグローバルな準備資産として台頭していることに支えられています。2040年以降は、ビットコインが供給上限に近づくにつれて、予測は概ね100万ドル以上に収束しています。

Alex Macris

Alex Macris

コンテンツライター

FX(外国為替)、株式、暗号通貨に精通し、大手出版社や通信社に金融・証券取引レポートを寄稿。金融市場にとどまらず、国際協定や国家報告書の調査・編集、多様なブランドや組織向けのマルチメディア・リソースの制作でスキルを磨いた。

英語、フランス語、ギリシャ語に堪能なアレックスは、文章だけでなく、音声にも豊富な経験と情熱を注いでいます。彼のポートフォリオには、ポッドキャスト制作、教材、広告など、多彩なスキルが紹介されている。チームプレーヤーであり、生涯学習者である彼は、全体像と細部の両方に対してバランスの取れた視点を維持しています。

詳細はこちら (LinkedIn)